コドモ記者|牛乳ができるまで♪3人の仕事を取材したよ!【コドモジブンケンキュウ✖️コントリコラボ企画】

毎日飲んでいる牛乳。どんな人が作っているんだろう? どんな仕事をしているんだろう?

かんなちゃん、かいとくん、かえでちゃんの3人が、牛乳に関わる3人の大人にインタビューしました。牛乳の良さを伝える林さん、牛を育てる酪農家さん、牛乳を商品にする金村さん。同じ牛乳でも、3人の仕事は全然違いました。

牛乳の良さを伝える仕事 ―Jミルク・林さん

最初にインタビューしたのは、Jミルクで働く林さんです。

「Jミルクって何をするところですか?」

かんなちゃんが聞くと、林さんはこう答えました。

「皆さんに牛乳をたくさん飲んで欲しいので、牛乳のすごいところをいろいろ考えて皆さんにお話するところですね」

林さんの仕事は、どうしたら子どもたちが牛乳を飲んでくれるか考えること。いろんなことを調べたり、先生に話を聞いたりしています。

かえでちゃんが「牛乳って体にどういいんですか?」と聞きました。

「牛乳ってね、特にカルシウムが大事なの。骨とか歯の材料を作るのに必要で、カルシウムがないと骨が弱くなっちゃったり、歯もすぐ虫歯になったりしちゃうんだよ」

カルシウムの他にも、ビタミンやタンパク質がたくさん入っています。筋肉や心臓を作るのに大事な栄養がつまっているそうです。

でも、困っていることもあります。

「牛を育てるご飯のお金がすごい高くなってきてて、本当に今、酪農の仕事を続けるのが難しくなってきてる」

それに、みんなが牛乳を飲む量が少しずつ減っているのも心配なんだそうです。

牛を育てる仕事 ―酪農家さん

次は、牛を育てている酪農家さんです。

「朝は何時に起きて、最初に何をしますか?」

酪農家さんは朝6時から仕事を始めます。

「朝の6時でね、最初に何をするかって言ったら、牛さんにおはようって挨拶をします」

ただ挨拶するだけじゃありません。みんな元気かな、昨日のご飯は残してないかな、って牛さんをよく観察するんです。

楽しい仕事は何か聞いてみました。

「餌をあげるのが好きです。自分が混ぜて作ったご飯を、牛さんたちが速いスピードで残さず食べてくれたとき、超嬉しいですね」

牛さんがたくさん食べてくれると、健康でいられます。だから、やりがいを感じるんですね。

美味しい牛乳を作るために、一番大事なことは何でしょう?

「私達が牛さんをたくさんかわいがることだと思います」

酪農家さんは続けます。

「みんなもさ、自分のうちのパパやママにいい子だねって言われたら、いい気持ちになるでしょ。そうすると元気が出るじゃん。同じで、牛さんもお前たちかわいいねってかわいがると元気が出て、良い牛乳をたくさん出してくれる気がする」

牛への愛情が、美味しい牛乳を作る秘訣なんです。

牛乳を商品にする仕事 ―大山乳業・金村さん

最後は、牛乳を商品にする会社で働く金村さんです。

「どうしてこの会社で働きたいと思ったんですか?」

金村さんは鳥取県の出身です。鳥取県には牛乳屋さんが一つしかありません。

「小学校からずっと同じ牛乳を学校給食で飲んでいたので、もうぜひこの商品を売りたいという思いで、仕事を選びました」

自分が子どもの頃から飲んでいた牛乳。今度は自分が届ける番になったんですね。

かんなちゃんが聞きました。

「仕事をしていて一番嬉しかったことは何ですか?」

「やはり皆さん飲んでいただいて、美味しいって言ってもらえることが一番嬉しいですね」

金村さんの会社が作っている「白バラ牛乳」には、「あなたにふさわしい」という意味があるそうです。

「美味しいものを皆さんに届けたいっていう思いから、白バラ牛乳っていう名前にしました」

でも、大変なこともあります。

「やはり牛さんを育ててるんですよね。牛さんはこの暑さに弱かったりするので、いかに健康に元気に育っていただくかが一番苦労してるところですね」

最後に、金村さんからメッセージをもらいました。

「牛乳をたくさん飲んで、カルシウムをたくさん摂って元気な体を作って頑張ってください」

コドモ記者3人の感想

かんなちゃん
「牛乳についていろいろ知れたし、質問に答えてくれて嬉しかったです」

かいとくん
「緊張したけど、なんか楽しかった」
またやってみたいそうです。

かえでちゃん
「私も緊張したけど楽しかったです」
質問がうまくできて、良かったと話していました。

編集後記

一杯の牛乳ができるまでに、こんなにたくさんの人が関わっているんですね。

牛乳の良さを伝える林さん。牛を大事に育てる酪農家さん。それを商品として届ける金村さん。

3人は違う場所で、違う仕事をしています。でも、「おいしい牛乳をみんなに飲んでほしい」という思いは同じでした。

明日の朝、牛乳を飲むとき、3人のことを思い出してみてください。いつもより、牛乳が美味しく感じられるかもしれません。

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コドモジブンケンキュウについて

一般社団法人コドモジブンケンキュウは、2022年に発足した教育事業団体で、「十人十択」の自分らしい生き方を提供することをコンセプトに、親子向けの体験型教育イベントを開催しています。アスリートや芸術家など、多様な生き方をする大人たちと直接触れ合いながら学べる機会を創出し、アート、スポーツ、勉強、ミュージックなど様々なコンテンツを通じて、子どもたちと親御さんに生き方の選択肢を広げる場を提供しています。画一的な教育に疑問を持ち、子ども自身が考え、決める力を育むことを重視した活動を展開。豊洲公園などで定期的に「コドモジブンケンキュウFESTA」を開催し、ホンモノの体験を通じて、子どもの可能性を引き出す取り組みを続けています。

コドモジブンケンキュウの公式サイトはこちら
https://zibunkenkyu.com

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