【経営者の覚悟】後戻りできない決断をした時こそ、最高の結果が生まれる
私は2024年3月に「コントリ株式会社」を立ち上げ、経営者インタビューメディアの運営を始めました。大手メーカーでの12年、外資系保険会社での4年という会社員生活を経て、独立の道を歩み始めたわけです。
起業を決意してから実際に会社を設立するまでの道のりで、私は「覚悟」という言葉の重みを身にしみて感じました。今日は、経営における「決断」と「覚悟」について、私の経験と学びを共有させていただきたいと思います。
退路を断つことで見えてくる、本当の可能性
16年間の会社員生活を終えて起業を決意した時、多くの人から「もう少し準備をしてからでも」という声をいただきました。確かに、安定した収入を得られる会社員の立場は、決して捨てがたいものでした。
しかし、私は敢えて「退路を断つ」選択をしました。なぜなら、後戻りできる選択肢を残していては、本気で成功に向かって突き進むことができないと考えたからです。
これは起業に限った話ではありません。新規事業の立ち上げや、大きな経営判断を迫られる場面でも同じことが言えるのではないでしょうか。
最悪のシナリオを想定し、万全の準備を
とはいえ、闇雲に突っ走ればいいというわけではありません。私の場合、起業前に以下のような準備を徹底して行いました:
- 1年分の生活費の確保
- 最初の3ヶ月分の事業資金の準備
- 主要クライアント数社との事前交渉
- 緊急時のための人的ネットワークの構築
これは、経営において重要な「事前の一手は、事後の百手に勝る」という教訓そのものでした。最悪の事態を想定し、それに対する対策を講じておくことで、実際の困難に直面した時も冷静に対応することができます。
「自分の責任」という覚悟が生む、最善の選択
起業してから気づいたことがあります。それは、全てが自分の責任だという覚悟を持つことで、より良い判断ができるようになったということです。
以前は「この案件が上手くいかないのは、○○さんの対応が…」といった他責の考えが時々ありました。しかし今は、全ての結果を自分の選択の結果として受け止めています。
その結果、
- クライアントとの商談でより丁寧な説明を心がけるようになった
- 契約書の細部まで確認するようになった
- 予算管理により真摯に向き合うようになった
まとめ:覚悟が導く、新たな地平線
私の経営者としての道のりはまだ始まったばかりです。しかし、「退路を断つ」という決断をしたからこそ、新しい可能性が見えてきたと実感しています。
これからも困難は必ず訪れるでしょう。でも、それを乗り越えるたびに、自分自身と会社が成長できると信じています。
最後に、同じように起業を志す方、経営の岐路に立つ方へ。
後ろを振り返らない覚悟があれば、必ず道は開けます。共に、前を向いて歩んでいきましょう。