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経営者の目標設定、高すぎても低すぎてもダメ?5つの鉄則で考えるバランスの取れた目標設定

私は経営者インタビューメディア「コントリ」を運営する中で、様々な経営者の方々とお話をする機会に恵まれています。その中でよく耳にするのが、「目標設定の難しさ」についての悩みです。

特に印象的だったのは、ある経営者の方がおっしゃった「高すぎる目標を掲げすぎて、気づいたら自分の生活が崩壊寸前だった」という言葉。私自身、大手メーカーでの12年間と、その後の外資系企業での経験を経て起業した身として、この言葉には強く共感しました。

経営者に求められる「バランスの取れた目標設定」とは?

経営者である私たちにとって、目標設定は事業の羅針盤となるものです。ただし、その目標が現実離れしていては、かえって経営の妨げとなってしまいます。

私が特に重視しているのは、5つの分野でのバランスの取れた目標設定です。

  • 健康:経営者という立場だからこそ、自己管理は徹底すべき
  • 人間関係:ビジネスパートナーや顧客との関係性構築
  • 仕事:事業の成長と持続可能性
  • お金:適切な利益確保と再投資
  • 趣味:心身のリフレッシュと新たな発想の源泉

効果的な目標設定の4つの鉄則

1. 期日を明確に定める

「いつまでに」という期限を設定することで、行動に切迫感が生まれます。私の場合、四半期ごとの目標設定を基本としています。例えば、「今期末までにメディアの月間PVを30%増加させる」といった具合です。期限があることで、おのずと行動の優先順位も定まってきます。

2. 数値で測れる形にする

「もっと頑張る」ではなく、「月間記事投稿数を8本に増やす」というように、具体的な数字で表現します。これにより、進捗管理が容易になり、必要な軌道修正も適切なタイミングで行えるようになります。経営者として、KPIの設定と管理は基本中の基本ですね。

3. 自分のレベルに合わせた設定をする

先日、ある IT 企業の経営者の方との対談で印象的だった言葉があります。「無理な目標設定は、結果的に組織全体の士気を下げてしまう」というものです。私の場合、SEOを中心としたウェブマーケティングサポート事業を始めたばかりということもあり、最初は控えめな目標設定からスタートしました。

4. 5つの分野でバランスを取る

健康、人間関係、仕事、お金、趣味—これら5つの分野それぞれに適切な目標を設定することで、経営者としての持続可能性が高まります。私の場合、毎月の目標設定時に「このバランスで本当に良いのか」という問いかけを自分に対して行うようにしています。

まとめ:明日から実践できる目標設定のアプローチ

効果的な目標設定の要は、これら5つの鉄則を意識しながら、自分なりの方法を確立していくことです。私の場合、以下のようなステップで目標を設定しています。

  1. 5つの分野それぞれで、3ヶ月後の理想の状態を書き出す
  2. それぞれの目標に対して、具体的な数値と期限を設定
  3. 実現のための具体的な行動計画を立てる
  4. 毎週月曜日に進捗を確認し、必要に応じて方法を調整
  5. 月末に全体のバランスを見直す

経営者の皆様、明日から使える目標設定の方法として、まずは1つの分野から試してみてはいかがでしょうか。私も皆様と共に、より良い経営を目指して日々精進していきたいと思います。

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