CBT-Solutionsの売上とビジネスモデル 野口功司と年商100億円の収益構造

CBT-Solutions(CBTソリューションズ)の売上とビジネスモデル|野口功司が一代で築いた年商100億円企業の収益構造

「資格試験をパソコンで受ける」——いまや当たり前になったこの仕組みを、日本の社会インフラにまで育てた企業があります。株式会社CBT-Solutions(CBTソリューションズ)です。上場していないため業績の全貌は表に出にくく、「売上は?」「年商は?」「社長の野口功司さんはどんな人?」と検索する人が後を絶ちません。

本記事では、CBT-Solutionsの会社概要と創業者・野口功司氏の歩み、そして「一代で年商100億円」に到達した収益構造(ビジネスモデル)を、公開情報にもとづいて誠実に解き明かします。中小企業が自社の成長に活かせる本質まで掘り下げます。

CBT-Solutionsの売上・ビジネスモデルとは?まず結論

はじめに結論からお伝えします。CBT-Solutionsのビジネスモデルは、「資格・検定試験の運営を、システム・会場・事務まで丸ごと請け負う『総合委託(ワンストップ)』のストック型ビジネス」です。一度導入されれば毎年の試験運営を継続的に任され、安定した収益が積み上がっていきます。

そして注目されるのが、その業績。同社は非上場のオーナー企業でありながら、創業者・野口功司氏が一代で「年商100億円企業」を築き上げたことを公表しています。

つまりCBT-Solutionsの本質は、「試験システムを売る会社」ではありません。「試験運営という面倒ごとを丸ごと引き受け、毎年の収益を積み上げるインフラ企業」なのです。以下では、会社概要・野口功司氏の物語・売上の軌跡・収益構造へと進みます。

CBT-Solutionsとは|会社概要

まず、会社の基本情報を押さえておきましょう。

基本データ

CBT-Solutions(正式名称:株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ)は、東京都千代田区に本社を置く、試験運営の総合受託企業です。

項目 内容
正式名称 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ
設立 2009年5月
本社 東京都千代田区
代表 代表取締役社長 野口功司
上場 非上場(オーナー企業)
主な事業 試験運営の総合委託(CBT・PBT・IBT)/テストセンター運営ほか

※出典:株式会社CBT-Solutions 会社概要

「CBT」とは何か

CBTとは「Computer Based Testing」の略で、紙とえんぴつの代わりに、テストセンターのパソコンで受験する試験方式です。受験者は全国の会場から都合のよい日時を選べ、主催者側は採点・集計を自動化できます。CBT-Solutionsは、この仕組みを国家資格から民間検定まで幅広く提供しています。

創業者・野口功司とは|転職7回からの起業

「野口功司」という名前で検索する人が多いのも、この会社の特徴です。創業者の歩みを見てみましょう。

宮崎大学から、外資を渡り歩いた経歴

野口功司氏は1973年、宮崎県の生まれ。宮崎大学工学部を卒業後、富士ソフトABCに入社し、その後オラクルなど外資系企業を中心に、転職を7回も重ねたといいます。さまざまな現場で培った技術と事業の感覚が、後の起業の土台になりました。

2009年、CBTの可能性に懸けて創業

そして2009年、まだ日本では珍しかった「試験のIT化(CBT)」の可能性に懸けて、CBT-Solutionsを創業します。「教育を通じて豊かな日本を実現する」という志のもと、紙の試験が当たり前だった市場を、地道に切り拓いていきました。2024年には、自らの経営哲学をまとめた著書『ビジネス革命 99の極意』も出版しています。

CBT-Solutionsの売上・年商|一代で100億円への軌跡

検索でもっとも多い「売上・年商」について、公開情報を整理します。

1億円から100億円へ、駆け上がった成長

非上場のため有価証券報告書のような詳細開示はありませんが、同社や代表インタビューによれば、売上は次のように成長してきました。

CBT-Solutionsの売上の伸び(公表ベース)

創業1年目
約1億円
2年目
3億円
3年目
6億円
4年目
17億円
2020年頃
32億円
到達
100億円

創業から一代で「年商100億円企業」へ ※公表値・概数

なぜ「上場しない」のかが、よく検索される

CBT-Solutionsは非上場です。だからこそ「儲かっているのか」「営業利益は」「なぜ上場しないのか」と関心が集まります。上場企業のような開示義務がないオーナー企業であり、外部資本に左右されずに独自の経営判断を貫ける——それが非上場という選択の一般的なメリットです。詳細な財務は非公開である、という点は誠実に押さえておくべきところです。

CBT-Solutionsのビジネスモデル|「丸ごと請け負う」3層構造

では、なぜここまで成長できたのか。その鍵が「総合委託」という収益構造です。

システム・運営・会場を、ワンストップで提供する

CBT-Solutionsの強みは、試験に関わる作業を部分的にではなく、丸ごと請け負う点にあります。試験システムの構築から、当日の運営、全国の会場(テストセンター)、採点・データ処理まで一気通貫。試験を実施したい団体は、面倒な実務をまるごと任せられます。

CBT-Solutionsの「総合委託」3層モデル

① システム構築

試験システムの設計・導入(初期費用)

② 運営の受託

毎年の試験実施・事務・採点を継続代行(ストック収益)

③ テストセンター

全国の会場で受験を実施(受験者数に応じた従量収益)

「初期 → 毎年の運営 → 受験者ごと」で収益が何重にも積み上がる

いちど任せたら離れられない「囲い込み」の強さ

試験団体にとって、運営パートナーを乗り換えるのは大きな手間とリスクを伴います。だからこそ一度導入されれば、関係は長く続きます。受験者が増えるほど収益も伸びる——このストック性と従量性の組み合わせが、安定と成長を両立させているのです。継続課金で伸びる発想は、関連記事「ビズリーチのビジネスモデルを徹底解説|会員307万人を集める課金の仕組み」とも通じます。

中小企業がCBT-Solutionsから学べる経営の本質

ここまで見てきたモデルを、中小企業の現場に落とし込むと、次の本質が見えてきます。

収益づくりの本質

  • 「売り切り」より「続く取引」を設計する:一度きりの販売でなく、毎年続く運営や保守を引き受ける形にできないかを考える
  • 面倒ごとを丸ごと引き受ける:部分提供より「ワンストップ」のほうが、顧客は離れにくく単価も上がる
  • 時流の入口に賭ける:野口氏がCBTに懸けたように、これから伸びる領域に早く張ると、市場の成長を自社の追い風にできる

経営姿勢の本質

  • 独立した意思決定を守る:非上場という選択のように、自社が大切にしたい経営の自由を意識的に守る
  • 創業者の物語を発信する:「転職7回からの起業」のように、社長の歩みそのものが信頼と共感を生む資産になる

巨大企業の話ではありません。「続く取引を設計し、面倒を丸ごと引き受ける」という発想は、規模を問わず実践できます。収益の型の全体像は、関連記事「ビジネスモデル一覧|事業企画者が選ぶべき収益の仕組み30種と実践的選択法」もあわせてご覧ください。

CBT-Solutionsに関するよくある質問

最後に、CBT-Solutionsについてよく寄せられる疑問にお答えします。

Q. CBT-Solutionsの売上・年商はどのくらいですか?

同社や代表インタビューによれば、創業者・野口功司氏が一代で「年商100億円」規模へと育て上げたと公表されています。創業1年目の約1億円から、3億円・6億円・17億円・32億円と成長してきました。ただし非上場のため、詳細な財務は公開されていません。

Q. CBT-Solutionsは上場していますか?

していません。非上場のオーナー企業です。上場企業のような開示義務がない分、外部資本に左右されず独自の経営判断を貫ける点が、非上場の一般的なメリットとされます。

Q. 社長の野口功司さんはどんな人物ですか?

1973年宮崎県生まれ。宮崎大学工学部を卒業後、富士ソフトABCやオラクルなど外資系を中心に転職を7回重ね、2009年にCBT-Solutionsを創業しました。2024年には著書『ビジネス革命 99の極意』も出版しています。

Q. CBT-Solutionsのビジネスモデルの強みは何ですか?

試験のシステム構築から運営・会場・採点までを丸ごと請け負う「総合委託」である点です。一度導入されると毎年の運営を継続的に任され、受験者が増えるほど収益も伸びる、ストック型かつ従量型の安定した構造になっています。

まとめ

CBT-Solutionsのビジネスモデルは、「試験運営を丸ごと請け負う総合委託」を軸に、システム構築・運営受託・テストセンターの3層で収益を積み上げるストック型です。創業者・野口功司氏は、転職7回の経験を糧に2009年に創業し、一代で年商100億円規模の非上場企業を築き上げました。

CBT-Solutionsが教えてくれるのは、「売り切り」ではなく「続く取引」を設計する力、そして伸びる時流の入口に早く張る勇気です。御社の商品やサービスは、一度きりの取引で終わっていないでしょうか。続く関係をどう設計するか——その問いから、安定した成長の芽が生まれます。

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