
AI記事が溢れる時代に、コントリが「プロンプトを磨くこと」を止めない理由
経営者から、こういう声を聞くことがある。
「AIで記事を作るようになって、発信の量は増えた。でも、問い合わせが増えた実感がない。」
発信の量が増えること自体は良いこと。でも、「発信した」と「伝わった」はまったく別の話で、その差がどこから来るのかをきちんと向き合わないと、せっかくの努力が積み上がっていかないんですよね。
コントリは、中小企業の発信設計に日々向き合っている。その中で、AI生成コンテンツの普及がもたらした変化を、かなりリアルに感じている。今回は、その変化と、コントリが発信設計においてどう考えているのかを、できるだけ率直に書いてみようと思います。
目次
「誰でも書ける記事」の洪水が、今何を引き起こしているか
AIの登場によって、記事を書くためのハードルが大きく下がった。時間がなくても、文章が苦手でも、それなりの記事が作れるようになった。これは間違いなく恩恵だと思うんですが、同時に深刻な問題も生まれている。
どこを見ても似たような記事が並ぶ状況に、なってきているんです。
同じテーマ、似たような構成、似たような言い回し。コンテンツの「均質化」が、静かに進んでいる。その結果として何が起きているかというと、読み手が「なんか同じような記事ばかりだな」と感じるようになっている。読んでも記憶に残らない。印象に残らない。その会社の名前すら覚えられない。
発信設計の視点から見ると、これはかなり深刻な問題だと思っています。
「発信した」という事実は残る。でも、誰かの記憶に残ったかどうかはまったく別の話。均質化したコンテンツの海の中で、選ばれる存在になるためには、意図的に「その会社でしか生み出せないもの」を設計しなければいけない。
GoogleはAI記事を、平等には評価しない
Googleが「AIで生成されたコンテンツだから低評価にする」と明言しているわけじゃない。
でも、Googleが何を一貫して評価してきたかを振り返ると、方向性は明確だと思うんです。
「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」という評価軸がある。その中でも特に「経験(Experience)」という要素は、実際にそのテーマを体験した人によるコンテンツへの評価を意味している。
誰でも作れる記事に、経験は宿らない。
AIはどれだけ高性能になっても、「自社の現場で実際に起きたこと」「経営者が本当に感じていること」「お客様との関係性の中で生まれたエピソード」を生み出すことはできない。それは人間だけが持っているもので、そこにこそ、発信の本当の価値が宿ると思っています。
Googleが向かっている先を考えると、オリジナリティと人間の感情が込められたコンテンツへの評価は、今後ますます高まっていくはず。AIが普及すればするほど、逆説的に、「人間らしさ」の希少価値が上がっていく。
オリジナリティは、どこから生み出すのか
「じゃあ、AIを使わない方がいいのか」という話じゃないんです。
AIをどう使うか、が問題なんです。
コントリで実践しているアプローチは、「AIに書いてもらう」ではなく「AIと一緒に考える」というもの。
経営者自身の言葉、現場での気づき、お客様から言われて初めて気づいた自社の強み。そういった「その人しか持っていない視点や経験」をしっかりAIに渡してあげることで、初めてオリジナルなコンテンツが生まれてくる。
そして、そのプロセスには適切なプロンプト設計が欠かせない。
「どんな情報をどんな順番でAIに渡すか」「どんな視点から記事を組み立てるか」「読む人の感情にどう訴えかけるか」。こういった細かい設計の積み重ねが、コンテンツの質を決定的に変える。
ここをサボると、どれだけAIを使っても「それっぽい記事」しか生まれない。表面上は整っていても、読んだ後に何も残らない、誰の記憶にも残らないコンテンツができあがってしまう。
ノウハウの賞味期限は、思っているより短い
AIライティングのノウハウって、一度覚えたら使い続けられると思っている方も多い。
残念ながら、そうじゃないんです。
AIのモデルは半年〜1年単位で大きく進化する。プロンプトの書き方の「最適解」も、それに伴って変わっていく。去年効いていた書き方が、今年は効かなくなることが普通にある。さらに、Googleのアルゴリズムも変化し続けている。何を評価するか、どんなコンテンツを上位に表示するか。その基準は、静かに、でも確実に変わっていく。
コントリがハッシンラボPremiumで高精度なプロンプトを絶えず改善し続けているのは、このためです。
追いかけ続けることに、終わりはない。でも、その努力を怠れば、あっという間に「その他大勢」に埋もれていく。一方で、この変化についていけている会社は、まだ圧倒的に少ない。
裏を返せば、今まさに、質の高い発信設計に本気で向き合っている企業にとっては、差をつけるチャンスでもあると思っています。
「人が求める記事」への逆算が、発信設計の核心
コントリが発信設計で最も重視しているのは、「読む人が何を求めているのかを逆算すること」です。
どんなキーワードで検索してくるのか。どんな悩みを抱えているのか。記事を読んだ後に、どんな感情になってほしいのか。そして、次にどんな行動をとってほしいのか。
この逆算ができて初めて、適切なコンテンツの設計ができる。テーマも、構成も、言葉の選び方も、すべてそこから決まってくる。
AIはその設計を実行するための強力な道具。でも、設計そのものは人間がしなければならないし、その設計力こそが、これからの発信における差別化の核心になると思っています。
「誰でも作れる記事」が増えれば増えるほど、「この会社でなければ書けない記事」の価値は相対的に高くなっていく。これはある意味で、質にこだわる発信が報われやすい時代が来ているということでもある。
オリジナリティを磨くこと、ノウハウを追い続けること、そして読む人を起点に考えること。
コントリはこれからも、そこにこだわり続けていきたいと思っています。発信のことで迷っているなら、気軽に声をかけてほしいなと思います。経営者の想いが、ちゃんと届く発信設計をともに考えていきたい。それがコントリの存在理由です。
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