発信の自走化に、足りなかったもの——「記事作成camp」を立ち上げる理由

ハッシンラボPremiumを立ち上げてから、「発信の自走化」という言葉を何度も使ってきた。

テンプレートを整えた。記事の型を共有した。AIを活用したライティングの効率化も、メンバーに伝えてきた。インフラとしては、ある程度の形になってきたと思っている。

でも正直に言うと、何かが足りないとずっと感じていた。

その「何か」に、ようやく言葉がついた。

「ツールを渡す」と「人が動く」は、別の話だ

発信設計の支援をしていると、見えてくることがある。

素材は揃っている。何を書けばいいかも分かっている。でも、書いていない。

これは、コンテンツの質の問題でも、スキルの問題でもない。「動き出す」という行為そのものに、独自のエネルギーが必要なんだということだと思っています。

特に、発信というのは「今すぐやらなくてもいいこと」に分類されやすい。経営者の仕事は常に優先度が高いものから埋まっていく。商談、採用、資金繰り、クレーム対応。目の前の「緊急かつ重要」なことに追われていると、「重要だけど緊急ではない」発信は、どうしても後回しになる。

来週やろう、が来月になり、気づけば半年が経っている。

これを意志の問題と捉えると、解決策が「もっと頑張りましょう」になってしまう。でもそれは違うと思っていて。構造的に「後回しになりやすい」環境に置かれているなら、解決策も構造的でなければいけない。

経営における「強制力」の意味を考える

「強制力が必要だ」と言うと、どこか否定的に聞こえるかもしれない。

でも経営の現場では、強制力はむしろ当たり前のものとして機能している。

会議の時間をカレンダーに入れる。締め切りを設ける。週次の報告を義務化する。これらはすべて、「やるべきことが確実にやられるための仕組み」だ。誰も「意志の力だけで毎週の数字をまとめろ」とは言わない。仕組みが行動を担保する。それが経営の基本だと思うんです。

発信においても、同じ発想が使えるはずだ。

「記事を書く時間」を先にカレンダーに入れてしまえば、動ける人が増える。だったらその一歩をさらに確実にするために、「時間をみんなで共有する場」を設計すれば、もっと動ける人が増えるんじゃないか。

それが「記事作成camp」のコンセプトです。

集団学習が持つ、構造的な力

記事作成campは、シンプルな設計です。

決まった時間に集まる。それぞれが自分の記事を書く。疑問があればその場で解決できる。書き終わったら、少し話す。

ただ、この「集まる」という要素が、思っている以上に大きな意味を持つと考えています。

人は一人でいると、「後でいいや」が簡単に勝つ。でも「今日のcampに参加する」という予定が先に入っていると、その時間には動ける人が多い。「参加する」という宣言が、一種の小さな約束になる。

さらに、同じ課題を持つ人たちが同じ場にいることで、「発信の孤独」が和らぐ効果もある。

「なかなか続かなくて…」という悩みを抱えている経営者は多い。でも、それを口に出す場がない。記事作成campは、そういう意味での「横のつながり」が自然に生まれる場にもなりうると思っています。

同じ時間に、同じことをしている。それだけで、集中できる人が一定数いる。図書館の自習室が捗るのは、そういう理由だと思っていて。場の空気が人を動かすというのは、オンラインでもある程度機能するはずだと考えています。

1対多の設計が生む、届けられる価値

このcampを1対多で設計しようと思っているのには、明確な理由があります。

個別サポートは深いが、届けられる人数に限界がある。1対多にすることで、ハッシンラボPremiumの利用料の範囲内で運営できる設計にすることができる。費用的な壁をなくしたまま、「動ける場」を提供できるという点が、重要だと思っています。

また、1対多には個別では生まれにくいものがある。

それは「自分だけじゃないんだ」という安心感と、他の参加者から学ぶ機会だ。

同じテーマで悩んでいる経営者が、どんな言葉で記事を書こうとしているのか。どういう詰まり方をするのか。どう解決しているのか。そういった「発信のリアル」を共有できる場は、なかなかない。

出会いの質を高めるというのは、コントリが大切にしている考え方の一つだが、記事作成campにも同じ発想が当てはまると思っています。同じ志を持つ経営者同士が出会う場として、機能させていきたい。

「自走化」の定義を、もう一度考え直す

ハッシンラボPremiumを運営する中で、「発信の自走化」の意味を少し更新する必要があると感じています。

当初は「仕組みがあれば自走できる」と考えていた。でも実際は、「仕組みを使って動ける人がいる環境が整っている状態」が、本当の自走化だと思うようになった。

ツールは「発信の文脈をつくる」ものだ。でも、エンジンをかけるのは人だ。そのエンジンを定期的にかけてくれる「場」が、仕組みの外に必要だった。

記事作成campは、その欠けていたピースを埋めるための試みです。

整えてきたインフラを、実際に動かしてもらうための場。疑問をその場で解決し、書き上げた実感を持ち帰ってもらえる時間。ハッシンラボPremiumのメンバーが「発信できた」という体験を積み重ねていくための機会。

そう位置づけています。

日本の中小企業の経営者が、自分の想いを自分の言葉で届けていける。その環境を整えることが、コントリとしての役割だと思っています。

ツールを渡すだけでは届かなかった人に、届けられる場をつくっていきます。


■ コントリのサービス

経営者インタビューメディア「コントリ」 https://comtri.jp/

発信の仕組みづくり「ハッシンラボPremium」 https://hasshin-lab.comtri.jp/hasshin-lab-premium/

発信に関する情報ポータル「ハッシンラボ」 https://hasshin-lab.comtri.jp/

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