
「初めて」を意識的につくる経営者が、発信で負けない理由
今朝からコールドシャワーを始めた。
冷水を浴びながら「あ、これは続けたいな」と思った瞬間、ふと気づいたことがある。「やったことがないことをやってみる」という行為が、こんなにも気分をリセットしてくれるのかと。
たかがシャワーの話に聞こえるかもしれないけど、これって経営者の発信とか、思考の更新とか、そういうことと根っこでつながっている気がして。今日はそのことを少し書いてみようと思う。
目次
「慣れ」は静かに、感度を下げていく
経営していると、どうしても「効率」を優先する思考が染みついてくる。再現性のある方法、実績のある手順、リスクの少ないルート。それは間違いじゃない。事業を安定させるために必要なことだし、そこには大事な知恵が詰まっている。
でも、一方で気をつけていないといけないのが、「慣れ」が感度を奪っていく、という現象。
同じルーティンを繰り返す中で、少しずつ「驚き」が消えていく。新しいものへの反応が鈍くなる。「面白い」と感じるハードルが上がっていく。それが積み重なると、発信の言葉からも少しずつ生気が失われていく。
コントリでいろんな経営者の話を聞く中で、発信が止まっていたり、言葉が形骸化していたりするケースに共通していることがある。インプットが更新されていないという状態。
別に怠けているわけじゃない。ただ、日々の業務に追われていると、「新しい体験」を意識的に取りに行く余裕がなくなってしまう。それは、とても自然なことだと思う。
「やってみる」が、言葉に血を通わせる
発信に力を持たせるには、「体験」が要る。
今朝コールドシャワーを浴びた話でさえ、「冷たかったけど気持ちよかった」「眠気がすっと消えた」「思ったよりずっといける」というリアルな感覚が言葉の背景にある。だから語れる。
理論だけを並べた発信と、実際に試して感じたことを語る発信とでは、読み手への伝わり方がまるで違う。それは、文章の技術の話じゃなくて、言葉の「出どころ」の話だと思うんです。
「やったことがないことをやってみる」という姿勢は、そのまま発信の鮮度を保つ行為でもある。
コントリが経営者の発信設計に携わる中でいつも意識していること。それは「今、その方が本当に感じていること」を軸に言葉を組み立てること。整った情報よりも、リアルな感触のある言葉のほうが、読んでいる人の心に届く。
コールドシャワーを浴びながら「最高だ」と思った瞬間の興奮。それを素直に文章にするだけで、ちゃんと伝わるものがある。
経営者が「初めて」を意識的に設計するということ
「なんとなく毎日同じことをしている」という状態から抜け出すために、意識的に「初めて」を作ることを大切にしている。
別にスケールは関係ない。コールドシャワーでも、食べたことのない料理でも、知らない業界の勉強会でも。「いつもとは違う場所に身を置く」という体験が、思考のリフレッシュになる。
特に経営者の場合、「自分のビジネスのこと」だけに集中しすぎると、視野がじわじわ狭くなっていく。外側から刺激を取り込むことで、ビジネスを俯瞰する感覚が戻ってくる。発信の幅も広がるし、経営者同士の会話に深みも出る。そういう好循環が生まれる。
意識的に「初めて」を設計することは、つまり、自分の中に「更新のスイッチ」を定期的に入れることだと思っている。
それが習慣になっている経営者は、発信が続く。言葉が枯れない。「次は何を話そうか」と詰まることが少ない。
過程を正直に語ることが、信頼をつくる
「コールドシャワーを始めてみた。これからどんな変化が起きるか楽しみ」
この一言に、実は大事な発信の姿勢が含まれていると思う。
結果が出てから語るのではなく、過程を正直に伝えること。
経営者が発信する情報は、「完成された答え」じゃなくていい。むしろ、試行錯誤の途中にある自分を見せることのほうが、共感を生みやすかったりする。「この人も悩んで、試して、少しずつ変わっているんだ」という感覚が、信頼の積み重ねになる。
コントリのメディアで100社以上の経営者をインタビューしてきた中で強く感じるのは、人は「完璧な人」より「本音で語れる人」に惹きつけられるということ。
発信を続けることに躊躇している経営者の多くは、「完璧な情報を届けなければ」というプレッシャーを感じているケースが多い。でも、それはちょっともったいない。今感じていること、試してみたこと、うまくいかなかったこと。そういうリアルな言葉のほうが、届く。
「変化を楽しんでいる経営者」に人は集まる
コールドシャワーを浴びて気持ちよかった、それだけのことに、あれこれ考えが広がった今朝だった。
経営者として、常に新しいことへのアンテナを張り続けること。それは自分自身の思考を更新し続けることでもあるし、発信を生き続けさせることでもある。
「やってみたことがないことをやってみる」という姿勢が、経営者の言葉を面白くする。その面白さが伝わったとき、自然と人が集まってくる。仕事の依頼が来る。一緒に何かをやりたいという出会いが生まれる。
発信というのは、結局、「自分がどんな人間か」を伝える行為だと思うんです。
変化を恐れず、新しいことに飛び込んでいける経営者であることを、コントリはこれからも発信を通じて体現していきたい。そう思っています。
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