
経営者が「周りの目」を手放せたとき、発信は本物になる
経営者と話していると、ふとした瞬間に、本音が出る瞬間があります。
「本当はずっとこれをやりたかったんですよ」 「でも、なかなかそうもいかなくて…」
その「なかなかそうもいかなくて」の中身を聞いていくと、多くの場合、周りの目 という話が出てくるんです。
業界の常識。同業者の目線。取引先からの見え方。従業員への影響。 経営者ほど、周囲との関係の中で生きている。だからこそ、自分の確信を持ちながらも、それを全力でぶつけることに、どこかブレーキをかけてしまっている。
コントリでインタビューを続ける中で、そのパターンをとにかくたくさん見てきました。そして同時に——周りの目を手放した経営者の言葉が、どれほど力強く聞こえるか、ということも。
目次
ポテンシャルを「抑え込む力」が働いている
人は本来、自分が持っているポテンシャルよりも低いところで動こうとする傾向があると思っています。
なぜかというと、全力でやって失敗したときのダメージが怖いから。
周りに合わせてやっておけば、「まぁあの状況じゃしょうがない」と言い訳ができる。でも、確信を持って思いっきりやって失敗したとき、それは言い訳のしようがない「自分の選択の結果」になる。
その怖さが、ポテンシャルに蓋をさせるんだと思うんです。
経営の文脈でいえば、これは発信でも起きています。 「こんな発信したら、おかしな会社だと思われるかも」 「競合に見られて真似されるかも」 「社員にこんな考えを持っている社長だと思われたら…」
そうやって、情報発信も「当たり障りのない内容」に落ち着いていく。 結果、何も刺さらず、誰の記憶にも残らない発信が生まれる。
「しっくりこない発信」が生まれる構造
発信の相談を受けていると、「なんとなく続けているけど、手応えがない」という声をよく聞きます。
発信の量が足りないわけじゃない。頻度だってそこそこある。なのに、問い合わせにつながらない。見てもらえている気がしない。
その原因を一緒に探っていくと、たいていの場合、発信の源泉の問題に行き着きます。
「誰かに刺さるか」を考えて書いた記事。 「変だと思われないか」を気にして作ったコンテンツ。 「業界的にこれが正解らしい」という情報をまとめた投稿。
どれも丁寧につくられている。でも、そこに経営者の確信がない。
発信している本人が「これを届けたい」と信じていないものは、受け取る側にも「届いた感」が生まれないんです。
確信から発信すると、何が変わるのか
インタビューをしていて、話を聞いていて鳥肌が立つ瞬間があります。
それは、経営者が周りを気にすることなく、「自分がなぜこの事業をやっているか」を語り始めたとき。
業界の常識を無視していることもある。収益性で考えたら非効率なこともある。でも、その人が「これだ」と信じてやり続けてきた話を聞いたとき、こちらの気持ちが動く。
「この人から買いたい」「この人を応援したい」と思わせるのは、正確な情報よりも、確信の強さなんだと、コントリをやってきて確信しています。
発信設計において、コントリが「何を言うか」の前に「なぜ言うか」を一緒に整理しようとするのは、この理由からです。確信のある「なぜ」が土台にないと、「何を言うか」がどれだけ整っていても、届かない発信になってしまう。
ブレイクスルーが起きる発信者の共通点
これまでコントリで取り上げてきた経営者の中に、発信を通じて事業に大きな変化が生まれた方がいます。
その方々に共通しているのは、「周りに合わせた発信をやめた」という経験です。
「業界っぽい内容」をやめて、自分が本当に伝えたいことを書き始めた。 「バズりそうな話題」を追うのをやめて、自社の哲学を丁寧に語り始めた。 「万人向け」をやめて、自分たちが出会いたいお客さんに向けて発信を絞った。
そうしたとき、反応は最初、減ることの方が多いんです。でもしばらく続けていくと、出会いの質が変わり始める。
「こういう考え方を持っている会社と仕事したかった」という言葉を持って、来てくれる人が増える。それがコントリの考える**「出会いの質を高める発信」**の正体です。
経営者が自分の確信を信じられる環境をつくりたい
周りの目を気にせず発信するのは、言葉にすると簡単ですが、実際にはかなり勇気がいります。
特に、会社の看板を背負って発信する経営者にとって、それは個人のそれよりもずっと重い判断を伴う。
だから、コントリでは発信設計の伴走をするとき、まず「その経営者が何を確信しているか」を一緒に掘り下げることを大切にしています。
上手な言い回しや、SEOに強いキーワードを渡すことが目的じゃない。 経営者自身が「これを届けたい」と思える発信の起点を、一緒に見つけることが、僕たちの仕事だと思っています。
確信から始まった発信は、継続する力が違います。誰かに言われてやっている発信は、プレッシャーになる。でも自分が信じていることを届ける発信は、やめたくなくなる。
そのサイクルが回り始めたとき、発信は義務じゃなくなるんです。
コントリは、そういう発信の仕組みをつくる伴走をしていきたいと思っています。
■ コントリのサービス
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